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Title
PDA研究室 - MI-E1使用感 & 新PDA達について(04/11/2001)

まずは従来機種(MI-C1)からの乗り換えのメリットデメリット

メリット
  • 高速(CompactFlashへのアクセスを含めて)
  • 動画再生
  • MP3再生
  • キーボード入力
  • 賢い漢字変換
  • フロントライト
  • 電源キー以外にメールチェックキーでも起動
  • デュアルスロット
  • CompactFlash TypeII対応
  • LAN接続に対応
  • Java対応予定

デメリット
  • バッテリ駆動時間が短い
  • LCDが小さい(対MI-C1)
  • フロントライト無しでは若干暗い(対MI-C1)
  • サイズ、重量
  • ACアダプタがでかい

総評
Zaurusの中では間違いなく今一番のオススメ。
PDAとしても、私にとってはベストバイ。

これまで、MI-E1の良い点についてはよそで色々と触れられてきたので駄目な点を列挙します。
ちなみに、既知の情報にはとらわれずに、とにかく、PDAとしてそれは絶対的にまずいという点を述べます。

遅い
絶対的に遅い。
MI-C1と比較して相対的には爆速でもPDAとして求められる速度には達していない。

電源ONが電源とメールチェックのみ
それ以外のキーでもONして即座にアプリケーションが使えるべき。
ちなみに、私の場合は
・標準インデックス or Wallpaper ex.(フル画面アプリケーションランチャ)
・ZaSch2(スケジュール表示)
・予定Editor(スケジュール入力)
・ZPDVIEW(PDIC形式電子辞書検索)
・TTV BookReader(電子書籍表示)
の5つが即座(押した瞬間でないとダメ、一秒後なんてもってのほか)に使用できるようになって欲しい。
っていうか、アプリ起動用キーが少なすぎ。
そのくせアプリ操作系キーがやたら多い。
別に操作系キーを減らせとは言わないがアプリ起動用キーを増やしてPalmみたいな使い方ができるようにして欲しい。

ホームインデックスキーにアプリケーションが割り当てられない
まあ、おまけみたいな機能だしSHARPも保証していないんですけど、やっぱ残念。
追記:可能なことが判明。キーコードは0x7aff。

スタートアップアプリにはE1高速起動対応アプリを割り当てないとメールチェックに割り当てたアプリケーションがメールチェックキー電源ONで起動しない
大問題。
ZaSch2をスタートアップアプリとし、メールチェックキーに予定Editorと考えていた私としては途方もなく大きな問題。

(04/11/2001追記)アップデートで修正されたようです。
アップデート後の確認を怠ったのは迂闊だった。
(さらに追記)どうも、別にアップデートでなおったわけではないという話もあります。
わけわかりません。
まあ、いずれにせよスタートアップアプリにZaSch2、メールチェックに予定Editorというわんだふるな構成にできましたので万々歳。

バッテリ駆動時間
やっぱり短い。
短すぎる。
MI-C1では数日間ほったらかしでも問題ありませんでしたが、E1ではすぐ切れます。
毎日忘れずに充電の必要あり。
そこで非クレイドル化が効いてきます。
MI-C1では、クレイドルだったので帰ってきたら即挿すという習慣だったため元々のバッテリ駆動時間に加えて充電し忘れが少ないということが重なってバッテリ切れを経験したことはありませんでしたが、MI-E1では一日忘れたら次の日は切れる上に充電を忘れやすい。

PCとのシンクロ
私は全然使っていませんが、シンクロさせたい人にはZaurusはクズでしょう。
確かにUSB接続にはなったしプログラムを常駐させておけば挿すだけなのですが、最も大きな問題は「OutlookのメモとZaurusのインクワープロなどのメモ&閲覧機能がシンクロできない」ということですね。
コレに尽きます。
あと、USB接続も内部シリアル変換しているだけというマヌケな仕様も問題か。

アプリケーションの縦仕様、横仕様
本体内蔵アプリではブラウザとフォトメモリが横で他は全て縦。
ブラウザでチャットや掲示板に書き込みするときかなり使いづらい。
別売りの辞書も横仕様ですが電車の中でTTV BookReader縦持ち表示からなぞって検索したりするときに90度回さなければならないのはかなりダサい。
表計算も閲覧には横の方が良くても入力には縦でなくてはならない(もう「縦の方が良い」なんてぬるい表現はせんぞ)。
逆に、メーラは縦専用のため、これまでワードラップ無しで殆どのメールが読めていたのに、ワードラップと手動改行で読みづらい。
ちょうど自動改行が入って滅茶苦茶読みづらくなったOutlookExpressからのメールのよう。
というわけで、少なくともブラウザ、表計算、辞書、メーラは両対応であるべき。
でもってそれらの設定が保存できるべき。(最後の表示モードを保存、起動時はどちらか固定で能動的には切り替え可能、の両対応が望ましい)

デザイン
残念ながら秀逸なデザインとまでは言えない。
まあ、サイテーとまでも言わないが。
それと、インタビューからして、デザインコンセプトが間違ってます。
PDAというのはいつでもどこでも使えなければなりません。
それは人前でも。
人に見せびらかしたくなるようなデザイン=ちと恥ずかしいではダメ。
(注:デザイナーはそのつもりのようだが、見せびらかしたくなるデザインでもないとは思う。だからといっていつでもどこでも気軽に使えるデザインでもないところがダメダメ。)
もっとしっくりとくる落ち着いたデザインでないと。
宝石なんて、そうそう人前で身につけるようなものじゃないでしょ。
華やかな場所でしか身につけないようなものをイメージしたデザインコンセプトは、いつでもどこでも使うPDAのデザインコンセプトとして全くもってふさわしくない。
これは、デザイナーがいかにPDAというものを理解していないか、いかに使っていないかがよく分かるというものです。
こんなことだから見て凄いとは言われずに使って凄いと言われることになる。(注:やっぱ機能的には凄いんだし、使って凄いとは感じると思います。)
見て凄いと思われないから手に取られる確率が落ちて使って凄いと感じさせる前に却下される。
まあ、誰にでも手に取られるほどカッコいいのも私には使いづらいのではあるが。
ま、インタビュワーがカスでクズでどうしようもないゴミだから、その辺は割引いて考えてやる。

とりあえず、私に文句を言われる部分がたったこれだけというのはかなり凄いことです。
はっきり言って他のPDAでこれだけですむようなものはありません。
おそらく他のPDAではこの倍程度の量ではすまないでしょう。
だからこそMI-E1はベストバイなのです。

ところで、このところPalm、PocketPC系の新製品が出てきていますので、ちょっとだけコメントをば。

VisorEdge
カッコいい。欲しい。特に赤。
もう、すげー人に見せびらかしたくなるデザインです。
ちょっと恥ずかしくても、ここまでカッコいいとカッコいいことに対するうれしさで恥ずかしさなんて帳消しです。
しかし、高すぎる。
Palmっていうのは、PIMとして使うならば無敵と思います。
しかし、Palmwareなんかを入れて使い倒すにはOS的にもハードウェア的にも解像度的にも無理があると思います。
だからPalmwareはいかに多くても私には無価値です。(PIM機能補完Palmwareは例外。)
そのため、結局私はPIMしか使わないので、そこにしか価値がありません。
にもかかわらずこの価格。
現在、最も完成度の高いPalm系PDAだとは思いますが、PIMにしか役に立たない代物では\20,000程度が上限。
その倍なんてもってのほか。
よってクズと断定。
っていうか、Palm系って、その機能に比して高すぎるよ。
ぼってるよ。
そんな感じが拭えないだけで私には永久に買ってもらえません。
顔を洗って出直してきな。

白CLIE
来ましたねぇ。
でも、この価格。
まあ、サイズ、重量ではかなり良い線いってはいますが、この初期投資額で幻滅。
そして、SONY製。
そう、アノ周りをSONY製品で固めないと幸せになれないあのSONY製。
初期投資額で済むわけがない。
そしてやっぱりメモリースティック。
よってゴミと断定。

jornada525
CompactFlash TypeII対応は好印象。
でも、P-inComp@ct挿した状態では本体メモリのみ。
にもかかわらず本体メモリが548から削減。
でもって他にスロット無いのでE1のようにSDにストレージ、CFにP-inという使い方ができない。
あと、反射型じゃないのでちょっと屋外ではね。
さらにキーボードも内蔵していないくせにあの重量とあのサイズ。
よってカスと断定。

ま、要するに、PDAっていうのは、まだ完成していないって事やね。 [an error occurred while processing this directive]
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